2019.9

2019年9月14日
friend_staff 社長の一言

お元気でお過ごしですか?今年の夏は長雨、猛暑、そして強い台風。全国的にも厳しい夏と言えます。被害に遭った方、心よりお見舞い申し上げます。

先日私も、台風の被害に遭遇することになりました。20年前に南房総市に野菜作りと、サイクリングの為に小さな家を建て、台風の去った日に心配なので車で見に出かけました。アクアラインが午後12時に開通したことを聞いて行きましたが、入口は冠水して、情報のないまま1時間程待ち、その後近道を探し、アクアラインを渡って、館山有料道路を走っているとまもなく通行止め。一般道を走り始めたところ、台風の被害の爪痕に遭遇しました。

まず、信号機は停電の為使えず。コンビニは全て閉店。民家は屋根が飛んでいて、木は倒れ、自動車会社の大きなシールガラスは大きく割れ、又、大型の看板も倒れ、過去最高と言われる風速57mの凄さをまざまざと感じました。

千葉の家に着いたのは、午後17時頃。飲み物を飲もうとして冷蔵庫を開けると、ぬるいコーラ。しかしコンビニがない以上、どうしようもありませんでした。

庭の木が倒れかかり、屋根の瓦が剥がれ、ローズマリーなど全て折れ、テーブル、イスなども飛んでいました。

午後18時過ぎ、急に陽が傾き、部屋の中も暗くなり、用意しておいた電池式のランタンをつ

けて、携帯も使えず、ただ暗い部屋で夕食のカップラーメンをコンロで作り、ぬるいビールを飲んで、一夜を過ごすことになりました。温度は36℃の暑さ、中の部屋は31℃と寝る状況ではありません。翌日朝から片付けを家族で行い、あまりの暑さで1時間ごとに、車の冷房に入り、又作業。午後16時頃になって、野菜の収穫を始め、ミニトマト、ナス、ピーマン、白ゴーヤを何とか収穫しました。

暗くなる前の午後18時に終了して、近くの皆さんに収穫した野菜を分けて差し上げました。コンビニ、スーパーで食品が買えないので、大変喜んでくれました。長年の野菜作りがこんな時にお役に立った事を切に感じました。翌日は仕事なので、東京へ戻りますと、挨拶する時になぜか悪いような気持になりました。

アクアラインを渡り、東京の町は明るく輝いています。そんなに遠くないところでこんなに違うのかと何とも言えない気持ちがしました。

地球温暖化防止で、電力化が進んでいますが、アナログも残しておく必要を感じます。ニュースでは、まだ停電しているところが多く、1週間かかるとのことで、住民の方の健康がとても気になる日々が続きます。

それではまた・・・