日光に行こう!!

2018年11月3日

休日、紅葉シーズン真っ只中の日光を走ってきました。
例によって、思い付きのロングライドです。

今まで日光を走ったのは1度だけ。
その時は荒川~熊谷~桐生~渡良瀬渓谷線沿いの道で日光へ行き東照宮を観光しました。
東国文化歴史街道という山道で上りが厳しかったことを覚えています。
しかし、有名ないろは坂や中禅寺湖、さらにその先は今回初めて。

また紅葉シーズンの日光に来るのも初。
人が多いというのは聞いたことがありますが、果たして自転車で走るとどんな感じなのか?
まさに今が見頃の日光ライドをご紹介します!

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長丁場になるので早寝・早起きして朝3時に出発。
まだあたりは真っ暗。
走り慣れた荒川サイクリングロードを通過する時ももちろん真っ暗。
夜走るのに慣れているので明るいライトを装備していればあまり暗闇は気になりません。怖いのは草むらのガサガサ音くらいでしょうか。

荒川右岸からさくら堤公園の並木を抜け、御成橋を渡り鴻巣のあたりで夜明け。ようやく走りやすくなります。

ここから古賀の渡良瀬遊水地を経由して栃木に向かうルートは9月の鹿沼ライドと同じ。
まさかこの短期間で2回も来ることになるとは思ってもみませんでした。

空は雲優勢ですが清々しい朝。
遠くには珍しく気球が見えます。

120km位走るとようやく標識に日光が現れます。
日光市街まであと約20km。

ここまではほぼ平坦でしたが、徐々に標高600m前後に位置する日光市街へ向けて高度を上げていきます。

沿道に巨大な杉並木が続く日光街道、世界最長の杉並木らしいです。
世界遺産である日光の社寺へと続く道はとても荘厳。

150km走りようやく日光の中心地へ到着。真っ赤な神橋がお出迎え。

平日ですが観光客の多いこと。
このあたりはとにかく車が多い為、社寺には立ち寄らずそのままいろは坂へ向かいます。

既にそこそこ疲れてますが、ここが真のスタート地点。まだまだ先は長いです。

いろは坂はいろは唄の数と同じ48の九十九折が特徴です。
勾配は比較的緩く、一定なので走りやすく難易度は低め。

しかし、48カーブがあると分かっていると非常に長く感じます。
カーブごとに「い」「ろ」「は」「に」…と標識があるのですが、カーブかと思うと緩くてカウントされてなかったり。

まだ「つ」か~ などと思いながら上っていると、ほぼ頂上の明知平に到着。
後で知った話では、上り専用の第一いろは坂と下り専用の第二いろは坂のカーブを合わせて48とのこと。
上りは「ね」までです。

明智平からトンネルを抜けると標高1269mの中禅寺湖に到着。
中禅寺湖というと紅葉で真っ赤に染まった景色が有名ですが、まだ少し早かったみたいです。
空も雲が多くどんより、最近のブログの写真はこんなのばっかですね。(笑)

しかし、ここからが絶景の連続。日光ライドのハイライトです。

日本ロマンチック街道から奥日光に向かう途中には有名な竜頭の滝が。

湖畔から離れ、さらに標高を上げていくと植生が変わります。
右手に男体山を望みながら進むと…

景色が開け…

広大な湿原 戦場ヶ原に到着。標高は約1400m

実際に戦場だったわけではなく、山の神様が争った戦場だったという神話に由来しているとのこと。
約2kmほどですが、左手に湿原、右手に男体山が望める絶景ポイント。

戦場ヶ原からさらに奥へ進むと…

奥日光の湯ノ湖へ。
真ん中にかすかに見える九十九折りがこれから向かう金精道路。今回の最高標高地点。
長かった上りもあと少し。

上りの途中からは湿原、湯ノ湖、男体山が一望できます。ベストビュースポット。

そして…

頂上の金精トンネルに到着。標高1843m
金精峠と言われることもありますが、厳密にいえばトンネル上の山道が峠となっています。

気になる頂上はというと…
駐車場があり、周辺の山の登山口になっていますが、特に何もありません。
眺望も良くないので、上る過程を楽しみましょう。

トンネルは県境となっており、栃木県日光市から群馬県片品村に入ります。
ここからゴールの沼田までは約50km、途中アップダウンは多々あるもののほとんど下り。

ダウンヒルの途中には日光白根山への登山口である丸沼高原

天然記念物である吹割の滝など見所多数。
ルートは違いますが、尾瀬国立公園にも近いです。

今回は時間も押していたのであまりじっくり見れませんでしたが、奥日光や片品村で1泊して周辺を散策するのもアリだと思います。

帰りは上越線の沼田駅から輪行。
トータル240km 2500mUPとなかなか走り応えのあるライドでした。

オススメはやはり、日光~沼田間
平野部は正直あまり面白くないので日光まで輪行するか、日光街道の杉並木の手前からスタートするのが良いでしょう。

日光から先はいろは坂、中禅寺湖、竜頭の滝、戦場ヶ原、湯ノ湖、金精道路など見所も多く、噂に違わぬ最高のサイクリングコースでした。
上り一辺倒ではなく間の平坦で休めるのと、勾配があまりきつくないので、時間に余裕をもってスタートすれば上りが苦手な方でも十分走れるコースだと思います。ただ、今回は平日なの大丈夫でしたが、紅葉シーズンは渋滞が多々あるようなので注意した方が良さそうですね。

以上、日光ライドのご紹介でした♪