ゴールデンウィーク自転車旅のススメ

2019年4月28日

いよいよ始まりましたね。
ゴールデンウィーク10連休

お客様からも
自転車でご旅行に行く話を色々聞いています。
紀伊半島とか、宮古島とか、なかには四国1周なんて方もいたりして
旅好きな自分としては
羨ましい反面、プランをいろいろ聞いたりするのが結構楽しかったりします。

お店はGW中は1日(水)のみ休業
GW明け5/7(火)~5/9(木)は定休日と代休でお休みをいただきます。
少し遅れての我々のGW
今からどこへ行こうか考えてます。皆様のプランも参考にさせて頂こうかなと。

そんな自転車旅ですが
結構大変だろうと思ってなかなか1歩が踏み出せない方も多いのでは?
旅っていうとなんかそんなイメージですよね。準備が大変そうというか。

しかし、全然大変ではありません。
もちろん、最低限の備え(道具・技術・知識)は必要ですが
令和になろうというハイテクな現代では気軽にできる遊びだと思います。

ということで
GWにまだ間に合う 自分流の自転車旅の基礎知識をご紹介します。

まず、最低限 自転車を用意して頂きます。大前提!
私の場合はロードバイクですが、クロスバイクでもグラベルロードでもMTBでも出来ます。得意分野が違うだけです。
まだお持ちでない方は店頭にてご相談下さい。
もちろん、バイクだけでなくライトやカギなど取り敢えず安全に走れる装備は揃えましょう。

そして、ある程度乗りこなせること。
レースのように速く走れる必要はありませんが、ギヤチェンジやバイクのコントロールがスムーズに出来ることが望ましいですね。
特にロードバイクはママチャリから乗り換えると勝手が大分異なるので、とりあえず普通に安全に乗れるよう慣れが必要です。
納車して即次の日から旅へ…というのは不可能ではありませんが、慣らし日があったほうが良いと思います。

➂最低限必要なスキル「パンク修理」「輪行」
自転車に乗っていて一番多いトラブルはパンクです。
段差や道路の障害物に気を付けて走っていればかなり確率を減らすことができますが、それでもいつの間にかしている…それがパンク。
市街地を繋いで走っていれば近くのお店に持ち込むこともできますが、峠越えとなると何もないのが普通です。
タクシーを呼んだらお金がかかりますし、押して日が暮れようものなら…
旅に行くならまず一番最初に覚えておきたいスキルです。
お店の講習会やネット、参考書など色々あり、それほど難しくないので習得しましょう。

そして輪行
自転車を専用の袋に収納して交通機関で運ぶことを輪行と言います。一般的なのは電車輪行です。
目的地までわざわざ走っていかなくても、輪行することで現地周辺のみを満喫することができます。
また、行きは自宅から気ままに走って、疲れたところで輪行して帰る、なんてこともできるので非常に便利です。
それ以外にも、バイクトラブルで走れなくなったり、天候が悪い場合のエスケープ手段にもなるので、使う予定が無かったとしても持っておくとお守り代わりになり、安心感が違います。
パンク修理と比べると必須ではありませんが、遠くに行くのであれば覚えておきたいスキルです。

取り敢えず、準備はここまで。
他にもあると便利な物、覚えておくと良いスキルはたくさんありますが、列挙するとどんどんハードルも予算も上がっていくので。
恰好も必ずしもピッチリのサイクルジャージである必要はないですし
便利な自転車用のバッグもありますが、タウンユースのリュックでも不可能ではありません。
とりあえずやってみて、必要に感じたものを徐々に揃えていっても良いと思います。
行き詰ったらその場で終了、帰って次の機会に再チャレンジくらいの軽い気持ちでOKです。

準備が終わったら、次に計画を立てます。
ネットでも、旅行本でも、お店スタッフのオススメでも、なんでも構いません。
取り敢えず目的を決めることが大事だと思います。
島に行きたいとか、標高の高い峠からの絶景を見たいとか、秘湯に行きたいとか、なんとか牛を食べにとか、どこまで走るとか。

ちなみに私の場合は
まず景色、走って楽しい場所というのが大前提。必然的に山の方になることが多いです。
そして近くにあれば温泉
あとは神社とかお寺とか、その土地の歴史や民俗に触れられる場所も大好きです。

大体目的が決まれば行きたい場所を繋いでルートを作ります。
便利なツールだとルートラボが有名です。
ルートナビゲーションが出来るサイクルコンピューターをお持ちであればデータを取り込んでナビ出来るので非常に楽ですが
無ければスマホのグーグルマップでも紙の地図でも構いません。
最悪標識だよりでも行けますが、ある程度走る道は事前に把握しておいた方がタイムロスは少ないです。

また、道の選択も重要で
大通りは迷いにくいですが交通量が多くてトラックとかが怖かったり
裏道は狭くてあんまりスピードが出せなかったり
その辺は実際に走って経験値を増やしていくしかありません。
最初は経験者に聞いたり、ネットで同じところを走った人のルートを参考にするとよいと思います。

最後に、宿です。
テント泊や野宿が出来る強者は必要ありませんが、大多数の方はホテルや旅館に宿泊するプランになるでしょう。唯一お世話にならざる負えないポイントです。
宿泊地探しや予約はあまり旅行に行くことのない方は馴染みのないめんどうな作業ですが
今の時代はスマホがあります。
予約サイトでも直接電話でも構いません。
メジャーな観光地の有名な温泉宿とかなら別ですが
大体は前日くらいであれば予約とれちゃいますし
行き当たりばったり着いてから探しても都市部のビジネスホテルとかなら大体空いてることが多いです。
ただし
GWなど繁忙期は予想が付かないので
不安な方は脚力、体力に応じて無理のない距離で事前に宿を決めておいた方が良いでしょう。

そして
泊まる時の自転車の処遇ですが
宿によっては館内で預かってもらえるところもあれば、決められた駐輪場しか置けないところもあります。
場所にもよりますが、外に高価な自転車を置いておくのは少し不安です。
予約する際に確認するか
前述した輪行(袋に入れた)状態であれば部屋に持ち込めるところがほとんどです。
そういった意味でも覚えておいて損はないですね。

とりあえず、最低限のノウハウとしてはこんなところでしょうか。

最初は少し不安があるかも知れませんが、1度やってみると意外と簡単です。
もちろん、慣れてないと坂道はキツイですし、長距離走るのは疲れます。
無理のない、余裕を持った計画を立てればいいだけです。安全第一。

個人的なおすすめコースなども色々ありますので、どこに行こうか悩んでいる方はお気軽にご相談下さい。
まだまだGWは始まったばかり。
自転車で良い旅を!