昨年末に華々しくデビューしたコンチネンタル グランプリ5000
当店でも既に多くの方にお使い頂いており、クリンチャータイヤの新定番となりつつありますが
その発売から遅れることおよそ1ヶ月
とあるタイヤがひっそりと発売されたことはあまり知られていません。
それがコチラ
マキシス ハイロード 700×25 ¥5,500(税抜)
MTBタイヤでは評価の高いマキシスですが、ロードタイヤに関しては未知の領域。
メジャーなブランドでありながら、当店でもロードタイヤユーザーは私が知る限り1人もおらず
「マキシス?なんですかそれ?」
と言われることもしばしばでした。
そんな時、問屋さんから新しく発売されるフラッグシップタイヤの試供品が。
ちょうどタイヤが摩耗してグランプリ5000に付け替えを検討していたタイミングだったので(ダメもとで)試しに使ってみることに。
まずは重量、208g(カタログ値210g)と他社のフラッグシップとほぼ同等です。
売り文句としては
■マキシスが威信をかけて開発した最新のロードレーシングスペック ラバーコンパウンド「HYPR コンパウンド」を採用。従来品に対して転がり抵抗が15%以上軽減、ウエット時のグリップ力は20%以上向上を実現し、ドライ/ ウェットコンディションどちらにも対応する。
■通常のケブラーやベクトランよりも優れた対パンク性能を持つプロテクションテクノロジー「K2 ケブラー コンポジット」は、マキシス タイヤの中でも限られた製品にのみ採用されている。
というもの。
簡単に言うと
転がり抵抗が軽く、ウェットコンディションでもしっかりグリップし、パンク耐性も高い
というオールラウンドタイヤ。
ロングライダーとしてはこれは期待大です。
実際に1000kmほど走ってみての感想ですが…
非常にいいタイヤでした。
試供されたから言わされているわけではありませんよ(笑)
今まで使用したタイヤの中でも転がり抵抗が軽く、変える前に使っていた軽量タイヤよりも平坦・上り共によく進む印象でした。
7barで使用していますが乗り心地もマイルドで、150kmくらいのロングライドでも路面の凹凸による疲労感は少ないです。(これはホイールの特性もありますが)
ナローリムに取り付けた状態で27mmだったのでやや太目、これが転がり抵抗の軽さや乗り心地に影響しているかもしれませんね。
また、耐久性に関しては断言するにはまだ距離が足りませんが、トレッド面はまだあまり摩耗していません。
リアがすべるような急ブレーキが2回くらいあったことを考慮するとなかなか高いのではないでしょうか。
パンクは1回、尖った金属片が刺さってのことなので止む負えない要因かと。
そして、最大のポイントは、¥5,500(税抜)という価格設定でしょう。
他社のフラッグシップモデルだと、¥7,000~¥8,000(税抜)くらいが相場です。
決戦用はそれぞれ好みがあるので単純に価格だけで比較は難しいですが
本番用も兼ねられるトレーニングタイヤと考えると最強のコストパフォーマンスだと思います。
タイヤ交換をご検討中の方はこの機会にぜひマキシスを。
マキシス ハイロードをよろしくお願い致します。