【DAY1・前篇】より続きまして【DAY1・後篇】
浄土平レストハウスのバイクラックに駐輪後、しばし観光タイム。
お盆休みとあって車やバイクの観光客多数
バイクパッキングした自転車サークルの集団や我々同様自転車旅行中のライダーもたくさん見かけました。
中にはそれでよく上ってきたな…という前後バッグフル装備のバイクも。
ここで、出発前日の夜に寝る時間を削って〇ンキで買ってきた990円の超軽量シューズに履き替えます。
まずは浄土平湿原の木道を散策。
続いて、浄土平のシンボル吾妻小富士を軽登山。
山頂の火口の周りを30分くらいかけて1周することが出来ます。
幸いにも整備されており、ちゃんとしたトレッキングシューズじゃなくてもほとんど問題ありませんでしたが
さすがにロードタイプのシューズだとクリートカバーを付けても厳しいと思います。
景色が素晴らしいのでなるべく靴底ペラペラじゃない予備のシューズの持参をおすすめします。
2時間ほど観光を楽しんだ後、再び先を目指して出発。
ここから福島側へ22kmの長~いダウンヒル。
序盤には、浄土平の写真で定番の白い岩肌のエリアがありますが、火山性ガスの発生により硫黄の匂いが強く、停車禁止となっています。
下りの途中にもいくつかロケーションの良いスポットがあるものの
この日は山の上がガスってきてしまい先が全く見えない状況に。
前後ライトを点灯させ恐る恐る下ります。
福島市まで下り、取りあえず宿泊の候補地の一つにしていた飯坂温泉へ。
翌日に蔵王を上ることを考えると
宮城県入りして白石蔵王や遠刈田温泉まで進んでおきたかったですが
楽天トラベルで宿を探してもほとんど見つかりません。(当日ですしね)
進むべきか、やめるべきか…
某充電バイクの旅番組みたいにとりあえず行ってみるのもアリですが
お盆ということもあり、ほんとに泊まる場所がなかったらヤバイですからね。(笑)
日程に余裕もあるので、安全策をとりここに泊まることに。
正直聞いたことのない温泉地でしたが、後で調べてみると非常に歴史のある温泉地のようで
奥州三名湯というものに数えられる古湯でした。
川を挟んでたくさんの旅館が立ち並んでおり、周囲には共同浴場も多数。
泊まった旅館の方曰く、30年前位の最盛期の頃は非常に賑わっていたそうで、今では閉めてしまった旅館も多いとの事。
夕食を食べにぶらりと温泉街を散策してみましたが、メジャーな温泉地と比べると静かな印象。(メジャーでしたらすみません)
飲食店もまばらで、歩いていると廃業した古い旅館も多く見かけました。
ベタな鄙びた温泉地が好きな私からすると
そんな少し寂れた雰囲気が魅力的というか、旅情を感じてとても良かったです。
ようやく探し当てたお店で福島円盤餃子と焼肉にありつき、1日目終了。
2日目は蔵王を目指します。
~東北2泊3日の旅~ 【DAY2】へ続く
【1日目】郡山~浄土平~飯坂温泉 距離:97km 獲得標高:1633m