カタログやメーカーHPに書かれている数値、言葉だけじゃ本当の性能が分からないっ！

ってことで、実際に乗っている人の感想を皆さんにお伝えしようという内容です。

 

今回のインプレはチェーンオイルです。

皆さんはチェーンオイルにこだわりなどありますでしょうか？

お店でお客様とお話をさせていただくと、そこそこ持ちがよくて、とにかくチェーンが

真っ黒く汚れないオイルが欲しいというお声をよく伺います。

ただそこから先の、「速い」っていうワードはなかなか耳にすることがありません。

世界中たくさんのブランドから様々なオイルが販売されており、高いものだと5千円近い

値段のするチェーンオイルや、鍋でワックスを煮たりするマニアックなタイプも出ている中、

いいオイルってどうなの？っていうのを、使った方の意見を聞いていただけたらと思います。

はっきり言って全く専門的な話は出てきません笑。直感的な感想です。

 

ということで本日ご紹介するのは、小田原に本社を構えます、日本が誇るケミカルブラン

ド「和光ケミカル」の、自転車用チェーンオイル「チェーンルブリキッドPOWER」です。

 

主要なJプロツアーチームのほとんどへ供給しており、「SPEED」と「POWER」の性能

の異なる二つのオイルを自分の好みで配合してオリジナルオイルを作れるのが特徴です。

「SPEED」は被膜薄めでとにかく軽い回転を求めるケイデンス型のライダー向け。または

ダイレクトな踏み心地（フィーリング）を好む方向け。

対して「POWER」は被膜厚めでゴリゴリ高負荷を掛けるパワー型のライダー向け。坂で

ゴリゴリ踏んでもオイルがクッションとなって金属からの抵抗を軽減してくれます。

これを〇：〇の割合で配合していくのですが、、、

Jプロの選手たちが色々と試したところ、最終的には配合しないで「POWER」のみを選ぶ

選手が多かったとの話も耳にしました。

 

ということで、今回のライダーも混ぜずに「POWER」オンリーで使用。

ちなみにライダーの脚力的には、”実業団一歩手前”くらいでご想像ください。

 

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ワコーズ　チェーンルブリキッド　POWER　50ml　￥1,300-（税抜）

 

まず、自宅から800mしか乗っていないにも関わらず、「なんか、いい気がします」と一言。

軽い感じがするそうです。

しばらく平坦を走って、「変速がメッチャ滑らかです。あとチェーンの音がメッチャ静かに

なりました」。

アップダウンを経て、「ワンチャン上り最強かもしれないっす」。「上りで踏んでもいつも

より軽く感じます。ワンチャンレースでありですね」と、こちらの期待通りの感想。

そしてグラベルを走って、「めっちゃ汚れますねコレ」。

 

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若者ことばなのでしょうが、会話の途中にしょっちゅう「ワンチャン」が入ってきて、

喋っている内容がすぐには理解できません。

「ワンチャン」、「メッチャ」、新しいのは「レベチ」とか。もはや会話になりません。

 

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「POWER」の実力を見事に感じとってくれたようで、特に上りで負荷が掛かった時に

厚めの被膜によるチェーンとギアのこすれによる抵抗の減少を今回感じて、踏みが

軽いと感じてくれました。今回のインプレライダーは体重70kgちょいで決して軽量クラ

イマーではありませんでしたので、より体感しやすかったと思います。

 

汚れはウェット系オイルですので、ある程度は覚悟するしかないですね。

300kmくらいごとに洗浄してまた注油するのがベストを保てます。

私は毎回だと掃除も大変ですし、価格も高めなので、ここ一番の時だけ使っています。

 

正直言って、走りが劇的に変わる！なんてことはありませんが、ある程度乗っている方

ならその違いを感じとれるはずです。そしてレースで使いたくなると思います。

 

 

普段あまり気にせずオイルを選んでいる方は、ワンチャンこのワコーズのチェーンルブにする

と、走りがメッチャ軽くなって、上りがメッチャ楽しくなりますよ。他のオイルとはレベチ！

 

 

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