東京から輪行(または片道自走)して行けるオススメスポットをご紹介するこのコーナー

10月に3日間のありがた～い連休をもらい、どこを走ろうか悩んだ結果…

※ちなみに昨年はコチラ→http://friendsyokai.blog73.fc2.com/blog-entry-2147.html

 

今回の目的地は、古の都 奈良に。

今再びの….ではなく、今回初めての奈良県入り。
今までは

寺とか

鹿とか、古墳位しかイメージがありませんでしたが

社寺が点在する北部と、自然豊かな南部に分かれており、自転車で走るイベントも多くグランフォンドなども毎年開催されています。

今回は自転車で行ける、知られざる奈良の魅力的なスポットをご紹介します！

 

阿佐ヶ谷→東京→京都→奈良へ
新幹線を使えば3時間ちょっと。

今回は3日間の休みでしたが、初日は秋雨前線の影響で雨。

奈良駅に到着し自転車を組み立てるも、雨脚はやや強く止む気配なし。
夕方頃まで降り続く予報だったので、やむなく持参したレインウェアに着替えサイクリング。

今回はいつものロードではなく、フラットバーロードのCAAD8 FBをチョイス。

観光も兼ねるため、恰好も少しラフに。フラットペダルにハイキングシューズという出で立ち。
これが後に大きく影響するとはまだ知らず….

取りあえず、晴れ予報の2日目にガッツリ走ることにして
遅めの現地入りだったので、この日は丁度いいポイントで宿をとるための移動日に。

奈良から30km程離れた、橿原市を目指します。

厚い雲で覆われ、しばらくは降ったり止んだり。

少し走る度に神社やお寺、古墳を発見。　ついつい寄道をしてしまいます。

石上神宮

参道を歩いていると目の前に鶏出現。

寄道している間に日が暮れてしまいました。

大和の国の一宮　大神神社

巨大な鳥居は迫力満点。 夜だと一層神秘的です。

10km程走り
橿原市に到着。　人口が奈良市に次ぐ第二の都市なので賑わいがあり、駅周辺に宿多数。
スマホで空室を検索しすぐに見つけることが出来ました。

翌日に備えて早めの就寝。

翌朝6時に宿を出発。 明るくなってみると周りに古い建物が多くびっくり。
橿原市今井町は江戸時代の建造物が多く残っており、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

2日目のコースプロフィール　距離：130km 獲得標高：1600m

まずは橿原から東へ。　自然豊かな高原　宇陀を目指します。

山裾には朝もやが。　空気が澄んで気持ちのいい朝。
しかし
いきなり400m程の上り。寝起きには応えます。

なかなかの勾配でしたが、リア最大32Tのギアでなんとか攻略。
そして寄り道。

宇陀水分神社
水分と書いて「みくまり」と呼びます。

鎌倉時代創建の本殿は国宝です。

境内はとても神聖な雰囲気。　静かな時間が流れます。

宇陀を南下して東吉野村へ。
ニホンオオカミの最後の一匹が捕らえられた場所だそうです。

伊勢街道をしばらく走ると

天誅組なるもののお墓や石碑などが点在しています。

尊王攘夷派の若者で結成された「天誅組」が、改革を目指すも幕府軍に追討され壊滅した終焉の地、とのこと。

歴史に思いを馳せながら、川沿いをひた走ります。

途中 丹生川上神社に参拝。

水神を祀る神社だけに

目の前の川はエメラルドグリーンに透き通っています。

3本の川が合流する「夢淵」

再び伊勢街道を進み

林道を抜けると

世界遺産　吉野 まであと少し。
今回の目的地の一つでもあります。

景色が開けると目の前に吉野川が。 川沿いをしばらく進み対岸へ。

いよいよ吉野山を上ります。

後編に続く。