MAVICのチューブレスレディシステムである「USTチューブレス」。
MAVICではモデルにもよりますが、リムにテープを貼ってあるものとそうでないものが
あります。
テープが必要なモデルは、他社チューブレスレディと同様にリムのニップル穴とバルブ穴
を塞ぐ必要があるため、テープ(↑オレンジの)をリムに貼り付けるのですが、これが一
年くらいで交換時期となります。早いですねー。
理由としては中に封入したシーラント材がUSTリムテープの下側に入りこんでしまい、徐
々にテープが浮いてきて、最終的に気密性が保たれなくなる。もしくはニップル穴にテー
プがめり込んで穴が開いてしまう。
テープの貼り終わりが浮いてきたり、脇からシーラントが侵入してきます。
ということで1年以上経過したUSTリムテープは交換しましょう。
USTバルブを引き抜いて、USTリムテープを剥がして、リムを綺麗に掃除します。
シーラントが残っているとネチョネチョしてゴミが付着し、それが原因でエア漏れが発生
するかもしれません。綺麗なウェスでリムをゴシゴシ拭いてください。
USTテープを貼っていきます。
リムに油分が付着しているとテープの貼り付きが悪くなるので注意!
MAVICはリムを2周、バルブ上だけ3周になるように貼り付けます。
USTテープを強く引っ張りながら貼り付けるのがコツです。
シワを作らない為と、テープ内にエアが入るのを防ぐ為です。
雑にやるとシーラントを入れたときにすぐテープ内にシーラントが侵入しますので、丁寧
にやるように心掛けて下さい。ミスってもちょっとならやり直しがききます。
USTテープの貼り終わり端は剥がれやすいので、接着性のよいテープを貼って補強します。
今回はバーテープのフィニッシュテープをサイズに合わせてカットして使用しました。
あとはバルブ穴が開いていないので、千枚通しで小さめに穴を開けて、そこにバルブを
グサッっと突き刺します。
バルブ根元のゴムとリムが完全に密着していないとエアがそこから漏れますので、バル
ブをゴム側から強めにリムに押し付けて、反対からバルブナットをしっかりと締め込ん
でください。
あとはタイヤを取り付けてエアを入れてビードを上げ、バルブコアを外してシーラント
を入れて、タイヤ内全体にシーラントを行き渡らせて完了です。
USTバルブも消耗品です。根元のゴムが削れていき気密性が保たれなくなりますので
2年に一回くらいは交換するようにしましょう。
あとバルブコアも中のゴムが痩せていきますので、エア抜けが早いなら疑った方がよい
ポイントです。
リム幅によってリムテープもサイズが変わってきますので、ご購入の際はご使用のホイ
ールの内幅のサイズを確認してから購入されるようにお願いします。
出先でトラブルに合わない為にも、定期的にメンテナンスをして、愛車を万全の態勢に
保ちましょう!