おすすめ輪行スポット　～奈良・吉野山サイクリング 編～　　後編です。
前篇はコチラ↓
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いよいよ吉野山へ。
ちなみにルートはまだ半分、走行距離は60km程度。

出だしから急勾配。

見晴らしもイマイチ。

勾配10%越え。 フラットペダルの限界を感じます。
フロントはインナー、リア28T・32Tをふんだんに活用してなんとか攻略。

急勾配を上りきると一旦なだらかに。
そして吉野山メインエリア入り。

吉野山は修験者の霊場として今でも信仰が深く、山一帯が2004年に世界遺産に登録されています。

標高が上がると見晴らしもGOOD!

周りは山、山、山。
紅葉の時期は絶景になることでしょう。

しばらく進むと山門、そして特にキツイ時に現れる水玉ゾーン。

山門をくぐると土産物屋や食事処が並びます。

眼前に金峯山寺 仁王門(国宝)が。  残念ながら修復工事中。

圧倒的スケールの  金峯山寺 蔵王堂。

修験道の総本山。
世界遺産文化遺産に登録されています。山の中に突然現れる様は圧巻。

金峯山寺から少し進むと….

後醍醐天皇の南朝皇居だった吉水神社
日本最古の書院として世界遺産登録されています。

その他、源義経が頼朝の追ってから逃れる際に滞在したり
豊臣秀吉が吉野で花見をした際に本陣とした記録も残されています。

「年月を  心にかけし  吉野山  花の盛りを  今日見つるかな」  by豊臣秀吉

ソメイヨシノの名前に使われるほど、桜の名所として知られる吉野山。
境内のビュースポット からは、春には一目で千本の桜が見られるそうです。

秀吉もここから桜をながめていたのでしょうか。

時間が押しているので、下千本エリアを散策し下山。
吉野川まで戻り、一路西へ。　金剛山、葛城山方面を目指します。

金剛山麓で再びキツイ上りに。
既にかなり脚にきています。

長閑な田園地帯で一休み。 
実りの秋、サイクリングには絶好の季節ですね。

山麓の高鴨神社
葛城の地は豪族 鴨氏発祥の地。
京都の下賀茂や上賀茂など、全国のカモ神社の総社とのこと。

自然の中に佇む本殿。　日本最古の神社の一つ。

市街地方面へ一気に下山。奈良の町が一望できるビュースポットです。

金剛山~葛城山の山麓を走り、今度は東へ。奈良市までは残り40km。

飛鳥時代の史跡が点在する明日香村を通り、最後にして最難関の山 多武峰へ。

本格的な上りは約４km、平均勾配は８%ほど。

想定以上の上りに足がピクピク悲鳴を上げます。
攣らないように力の入れるポイントを変えながら恐る恐る上り……

途中素晴らしい棚田を望むも、もはや余力なし。
やはりビンディングは偉大なり。

そして、何とか上りきり….

頂上の談山神社に本日最後の参拝。

中臣鎌足と中大兄皇子が大化の改新の談合を行った場所、「談い山」に由来しています。

神社では珍しく、拝観料が必要です。

境内の十三重の塔。 五重の塔までは聞いたことがありましたが….

なんだかお寺みたい、と思ったら…..

神仏分離までは多武峯妙楽寺というお寺だったそうです。

建物内を見学しつつ、畳みで一休みして攣りそうな足を回復。 

そして
談山神社を後にし、多武峰を下山。

一日目に通った大神神社の大鳥居。
奥には暗くて見えなかったご神体の三輪山。
ハードスケジュールでしたが、なんとか明るいうちに戻ることが出来ました。

このまま奈良市まで戻り、2日目が終了。

3日目は台風が接近していたため、やむなく市内観光に。
撮れ高があまりなかったので割愛させて頂きます。

以上、おすすめスポット奈良編でした。
ご興味のある方は是非一度自転車で訪れてみてはいかがでしょうか！

志村