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和歌山に入り、目指すは太平洋。
次の目的地は熊野信仰の聖地『熊野三山』 熊野古道の終着点です。
本宮・新宮・那智はそれぞれ離れた場所にあるので、車や自転車でも一日で回るのは結構大変です。帰りの電車もあるので時間との勝負！
トンネルを抜けると… 霧で先が見えず。 橋の上を恐る恐る通過。
左手には、悠久の熊野川。近畿地方１の長さを誇ります。
霧がかかった姿がとても神秘的。
熊野古道が『陸の参詣道』ならば、熊野川は『川の参詣道』
はるか昔から本宮～新宮間の往来に使われ、世界遺産を構成する一部となっています。
熊野本宮大社
熊野といえば八咫烏🐦 サッカー日本代表のエンブレムにも使われているあの鳥です。
熊野川の中州『大斎原』にある日本一の大鳥居。高さ34m
洪水で流されてしまった旧本宮跡地も構成資産。 明治まではコチラに鎮座していたそうです。
参拝を終え、再び熊野川沿いを新宮に向けて走ります。
このあたりは観光客も多く、補給できる数少ないポイント。
前半上った分の貯金はほぼ使い果たしましたが、平坦なので走りやすいです。このまま太平洋へ。
トンネルを抜け、一山超えると景色が一変。やっと街🏡に出ました。
そして太平洋。無事に辿り着けました。
線路は沿岸部を通っているので、いつでもエスケープ可能です。とりあえず帰れることに一安心。
そのまま海沿いを南下して那智勝浦へ。有名な那智の滝を見に行きます。
那智山中腹に流れる滝までは緩やかな上り。
道路脇には熊野古道『大門坂』 杉並木や石段・石畳など、昔の面影が多く残っています。
時間に余裕があれば自転車を置いて歩くのもオススメです。
那智大滝(飛瀧神社)に到着。
道路脇には食事処や土産物屋が並び、年始ということもあって大混雑でした。
石段を下ると…
落差133mの一の滝は華厳滝、袋田の滝と並ぶ日本３名瀑の一つ。
滝の一体には🌲那智原始林🌲が広がり、天然記念物となっています。
近くには熊野那智大社や…
青岸渡寺など世界遺産を構成する建物が並び、境内からは那智の滝や…
太平洋が望めます。
参道の長～い石段をビンディングシューズで上るのは大変でしたが、眺望抜群！
一帯を散策し、下山。
ここからは来た道を戻り、時間の許す限り海沿いを北上。名古屋経由で戻る為、少しでも近くまで走る作戦。
奈良、和歌山を経由してついに三重県へ。
海沿いには…
世界遺産を構成する花の窟や…
何かのCMで見覚えのある獅子岩などがあります。
このまま走れば志摩や伊勢に辿り着きますが…
日が暮れてきたので、特急が通る熊野市駅にて輪行。これにて紀伊半島の旅は終了です。
ちなみに熊野市から東京までは特急、新幹線を乗り継ぎ約５時間。特急を使わないと７時間位かかります。
アクセスに少々難があり、座れないとかなりキツイことになりますので行かれる方はご注意下さい。
以上、おすすめ輪行スポットでした！
